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帰国しました!ブログ書きます!笑

YAMAJOURNEY
2018.07.12
【タンザニア】ライオンキング!?セレンゲティ&ンゴロンゴロのサファリ
category : Others / country: Tanzania

ジンバウエで20日間のオーバーランドツアーを終えた後は、ザンビアを経由してタンザニアにやってきました。

 

タンザニアではタクシー強盗で有名な街『ダルエルサラーム』を無事に抜け、ザンジバル島へ。ザンジバル島で4日間ほど滞在し、さらに北上『アルーシャ』という町へ。

 

ここはサファリツアーの起点となる町として有名です。

 

これまでナミビア、ボツワナとサファリを体験してきて、アフリカの動物たちの生き生きとした姿を見てきました。「ビッグ5」と呼ばれる大物(ライオン、サイ、ヒョウ、ゾウ、バッファロー)も、バッファロー以外は出会うことが出来ました。

 

ちなみに『BIG5』とは、昔ハンティングが盛んだった頃に、ハンター達にとって危険だった動物ベスト5のこと。(体の大きさは関係ないので、キリンは入っていません)

 

それでも行きたかったタンザニアのサファリ。実は、僕は小さい頃ディズニーの『ライオンキング』がめちゃめちゃ好きでもう何回観たか分からないくらい観たのですが、その舞台のモデルがタンザニアだからです。あの世界こそ、イメージしているアフリカの大地そのもの!あれを見ずしてアフリカを出れるか〜!!

 

ということでやってきました!

 

今回行くのは、マサイ語で「果たしてなく広がる平原」を意味する『セレンゲティ国立公園』と、まさにライオンキングのモデルだと言われている『ンゴロンゴロ保全地域』の2つ。合わせて2泊3日のツアーになります。

 

いくつかツアー会社を周り価格交渉した結果、『Safaribook Evolution』という会社に決定(480ドル)。サファリ前に近くのキャンプ場で前泊し、セレンゲティを2日、ンゴロンゴロを1日サファリという行程になっています。

という事で、期待のサファリがいよいよ始まりました!まずはセレンゲティに向かいます。ちなみにここは世界遺産にも登録されています。

 

広さは四国の8割ほど。果てしなくサバンナが広がります。

 

早速シマウマを見つけました。よく見てみると、こうやってお互いの首を背中に乗せ合っている場面を見かけます。重い頭を乗せることでより休むことが出来るそう。

 

たまに体を地面に擦り付けている時もあります。これは転んだのではなく、体についた寄生虫をこすり落としています。

 

キリンは大家族で見れました!距離は遠かったものの、これだけの数のキリンが並ぶのは圧巻!!

 

プンバ(イボイノシシ)が走っていました。なぜかプンバだけは、サファリガイドも動物名を使わずに「プンバ」と呼びます。笑

 

少し遠くに見えたのはバッファロー。ウシ科にも関わらず BIG5の一端を担う意外と危ないヤツです。

 

大型のヒヒ、バブーン。

 

そしてライオン!!彼らは仕事(狩り)をしている時以外はいつもダラけています。1日20時間くらいは休んでいるらしいです。

 

なんとなくライオンキングに出てきそうな岩の上で寝ているライオン。

 

オスライオンも含めた家族も見つけました!ちなみに、狩りをするのはメスライオンのみです。オスは原則狩りをせず、にも関わらずメスが仕留めた獲物の大半を食べてしまいます。傲慢ですね。

 

しばらく車を走らせると、またまたオスライオンです!

 

いや、カッコ良すぎやで…

 

 こ、こっちに歩いてきます!

 

なんと車のすぐそばを、何も気にしない様子で颯爽と歩いていきました。さすが百獣の王。余裕が違います。

 

更に続けてBIG5の1つであるヒョウを発見!車を止めてしばらく様子を見ていると、木から下りてきます!

 

ヒョウをこの距離感で見れるなんてラッキー!!やはり僕らのことはお構いなく颯爽と歩いていきます。

 

日が暮れる頃には、国立公園内にあるキャンプ場へと向かいます。テントやマットレスは『オーバーランドツアー』で使ったものと似ていて、やはり快適。ここは標高も高く(確か2000mくらい)暑苦しくないですし、ぐっすり眠れました。

 

翌日。サバンナで朝焼けとともに目をさますというのも贅沢です。今日は午前中セレンゲティを周り、午後からンゴロンゴロへと移動します。

 

ライオンキングのオープニングを流したくなるようなサンライズです。

 

動物達も少しずつ活動し始めます。日の光を受けたインパラが美しい。

 

朝のサファリ最高!

 

通りがかった池には、カバの群れ。たくさん見えているのは岩じゃなくてカバです!人生でなかなか使う場面無かったですが、今こそ「頭隠して尻隠さず」と言わせて下さい。

 

しばらく車を走らせると、何やら黒い点の塊のようなものが遠くに見えてきました。これは、もしや…

 

セレンゲティ名物、ヌーの大群です(&シマウマ)!

 

これは…もう言葉が出なかったですね。とにかく興奮。こんな数の動物を一度に見たのは人生で初めてです。

 

ちなみにセレンゲティに生息している動物の3割はヌーらしいのですが、この大群は隣国ケニアの『マサイマラ国立保護区』との間を行ったり来たりしていてます。乾季になると水が不足するので、移動を繰り返すという訳です。

 

時期がうまくハマれば、彼らが次々とケニアに向かって川を渡っていく瞬間が見れるらしいです。そんなの見たら鳥肌ですね。

 

 

さて次は、ライオンキングの舞台『ンゴロンゴロ保全地域』に向かいます。セレンゲティに続きこちらも世界遺産に認定されています。

ンゴロンゴロにはマサイ族が暮らしています。なんとなくマサイ族と聞くと、ライオンと戦ったりしている狩猟民族的なイメージありますが、それはもう昔の話。ここでは狩りは禁止されているので彼らは遊牧で生活しています。

 

彼らの集落がありました。

 

「ンゴロンゴロ」というのは現地の言葉(スワヒリ語)で『巨大な穴』を意味しています。その名の通りここは巨大なクレーターになっていて、その穴の中に2万頭以上の動物が生息しています。早速、そのクレーターの中に入っていきます。

 

 クレーターの中は、まさしく動物の楽園です。

 

 近くで見るとそこそこカッコ良いヌー達。

 

ハイエナは近くで見ると意外と小さかったです。これじゃあシンバには到底敵いません。

 

 

ところでガイドは常に、他のサファリカーのガイド達と無線で連絡を取り合っています。誰かが大物を発見したら、それは独り占めせずに共有しあって、他のサファリカーもすぐ現場に駆けつけられるようになっています。

 

もちろん後から追いかけても、動物はその場を去っていて“時すでに遅し”となる可能性もありますが、それでもどのガイドに当たっても一定のクオリティが保たれることは良い事だと思います(そもそも、大物を発見できるのは運の要素も大きいと思うので)。

 

この時も、いつものように無線で何か情報が入ってきたようで、ドライバーが忙しなく話し出しました。かなり盛り上がっている様子。

 

ガイドに「何が見つかったの?」と聞くと、特にそれには回答してくれずに「急ごう!」と一言。すぐに車をUターンさせ、元来た道を走り出しました。

 

前方には、急いで駆けつけたであろうサファリカーがたくさん停まっています。その先をのぞいて見ると…

おお!!ライオン!?

 

 …が、めっちゃいます!!

 

全部で10匹以上でしょうか。ライオンの「プライド(群れ)」です。

草むらより車道の方が歩きやすいのか、サファリカーの隙間をどんどん抜けていきます。

 

ライオンが車の横を通っていった後、僕らも再度彼らを追いかけるので、しばらくの間見続けられます。

 

カッコ良すぎる…

 

すると突然メス達が、何やら草むらの方向を身始めました。その先には、なんとフンバがいるようです。

 

これは…間違いなく狩りの時間です。

全てのメスライオンがフンバの方向を向き、様子を見続けます。1分か2分でしょうか。ただただ沈黙の、緊張感漂う時間が流れます。

 

や、やるのか…!?

 

というか、やって欲しい!フンバには申し訳ないが、狩りの瞬間を見たい!

 …という思いもむなしく、どうやら今回の狩りは中止という判断をした様子。リーダー的なメスライオンが先導する形で踵を返し、彼女達は遠くへ去っていきました。

 

狩りは見れなかったものの、もはや手の届きそうな距離にライオンの群れ。

 

これぞアフリカ!

 

これぞライオンキングの世界!!

 

本当に大興奮の瞬間でした。

ナミビアやボツワナと比べても、時間もお金もかかるタンザニアのサファリ。けれども、やっぱりその分だけスケールの大きな世界が待っていました。

 

もうサファリはお腹いっぱいです!笑

 

  • でん 2018年7月17日12:22 AM

    ブログ、いつも楽しく拝見しております。
    動物好きなので、サファリシリーズ待望しています。

    アフリカの大地というと『ライオンキング』か『ジャングル大帝』を私は真っ先にイメージします(この2つの作品の関係性を言及しません)。
    投影された世界観がまさに写真に収められており、感動しました。

    サファリガイドがイボイノシシを「プンバァ」と呼んでいることにはクスリとしてしまいました。『ライオンキング』は国境、世代を超えるのですね。

    互いの頭を乗せ合うシマウマ、ダラけているライオン、頭隠して尻隠さずのカバ。動物達のオフの姿を見る事が出来て微笑ましかったです。

    ヌーの大群やライオンのプライドに遭遇されたのは幸運でしたね。狩りの瞬間をご覧になれなかったのは、私も残念ですが、臨場感溢れる写真をありがとうございます。
    最後の写真はなんだか、ミレーの絵を彷彿とさせるような美しい画ですね。

    またぜひ世界の動物達の姿を届けて頂けたらと思います。

    どうかよい旅を。

    • souta 2018年7月20日5:51 PM

      ブログ読んでいただいてありがとうございます!

      僕もライオンキングは子供の頃50回くらい見たと思うのですが、本当にその世界観のままで感動しました!
      同じサファリツアーには世界各国からの参加者がいましたが、ライオンキングの話題は共通言語でした。本当に国境、世代を超えていました。

      最後の何気ない写真をミレーの絵と重ねていただくのは恐縮すぎますが(笑)、やはり朝夕のサバンナは一段と美しかったです。
      その中でキャンプをするというのも贅沢な経験でした。いつか豪華ロッジで草原を眺めながらワインでも飲んでみたいですが…笑

      またいつかライオンの狩りを見に戻ってきたいと思います!

  • ノリコ 2018年7月28日11:46 AM

    お〜!
    世界遺産でお馴染みの国立公園や〜
    やっぱり、アフリカは壮大やね〜!!
    望遠レンズ持参やな!!

    • souta 2018年8月2日7:03 AM

      めちゃめちゃ大きい望遠レンズ持ってきている人がたくさんいましたね!無くても運がよければサファリカー間近まで動物が近づいてくれるので嬉しい!

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PROFILE

Sohta Yamaji

1985年生まれ、大阪出身。
約1年かけて世界を旅しています。

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