ヒンバ族の訪問を終え、残るは11日間。まだまだ見所はたくさん続きます!
【Day10/11】エトーシャ国立公園サファリ!!
この日から2日間、ナミビア最大のサファリ公園『エトーシャ国立公園』に入ります(四国くらいの大きさ!)。ここはサファリには珍しくマイカーで回れます。なので僕らはいつも乗っているオーバーランドトラックにそのまま。車高も高いので動物も見やすくて便利です。
シマウマ、スプリングボック、クドゥ、オリックスなどの草食動物はたくさん見ることが出来ました。途中あまりにも道路にまで溢れていて、車を止めざるをえなかった時などは大興奮!最も見たかったライオンはここでは見れず。
2日目の午後にはキリンの群れが!華麗な立ち姿ですね。
一番嬉しかったのはサイ!実はこの後、ボツワナやタンザニアでもサファリに行きますが、この距離感でサイを見れたのはこの時だけ。
2日間じっくりと回ったエトーシャ国立公園。たくさん動物が見れて満足!…ではございますが、めちゃめちゃ広い割には動物は点々としているので、そういう意味では退屈な時間も長かったですね。2日目の中盤くらいはしばらく動物も見つからず、みんな寝てましたし(笑)。もしかするとシーズンにもよるのかもしれません。
【Day12】ナミビアの首都ヴィントフックへ
この日は道中で大きなクラフトマーケットへ寄りつつ、ナミビアの首都『ヴィントフック』へ。
数十店舗ものクラフトショップがずらりと並んでいて圧巻でした。あるあるですが、売っているものはほとんど同じです。
ヴィントフックでは現地ガイドとともに町の中心部を歩きます。とはいえ、特に見所はなく小ぢんまりとした町です。
【Day13】ボツワナ入国!アフリカで最も古い民族『ブッシュマン』のダンス
車を西へと走らせ、いよいよボツワナに入国です。カラハリ砂漠と呼ばれるエリアに入ります。
ここでお会いするのは、「サン族」や「ブッシュマン」と呼ばれる狩猟民族の皆さん。
「地球最古の民族」と呼ばれていて、人類の祖先とも目されているらしいです。2000〜3000年前まではアフリカ全土にかなり広がっていたのが、近代化に伴い狩猟を禁止され、今ではこの辺りでのみ生活しているそう。
男性の平均身長が約155cmということで、皆さん背が低いです。30分ほど一緒に茂みを歩き、彼らが植物等をどのように活用しているかを教えてもらいます。
これは火を起こすのを見せていただいたところ。火着け用の植物が湿っていたのか、相当苦労してようやく火がつきました。かなり頑張っていらっしゃったので、もし最後まで火がつかなかったら何だかこちらまで気まずかったので安心しました。笑
みんなタバコが好きだったり、ツアーの後一緒にサッカーをしたりと、なんだか普通な感じの側面も見れて親近感湧きました。
夜はキャンプ場で彼らのダンスを披露していただきました。手拍子と独特な歌に合わせて素早くステップをふむ、いかにもアフリカ民族っぽいダンスです。その歌(というか声?)がやたら耳に残りしばらく脳内リピートしてました。
【Day14/15】オプションツアーに参加せずキャンプ場でリラックス
この日から、メンバーのほとんどは『オカバンゴ湿地帯』というエリアに移動します。この2泊3日ツアー、オプションになっているのですが約5万円!
美しい川とそこに集まる動物たちが見れるということなのですが、さすがに高すぎるのと、僕はこの後タンザニアでもサファリに行く予定だったので遠慮いたしました。
メンバー17人中、キャンプ場に残ったのは僕を含めて3名。せっかくなので音楽を聴いたり本を読んだりしてそれぞれゆっくりと過ごします。
近くの村に晩御飯のための買い出しに行ったり、久しぶりにゆる〜く過ごす時間。そんな穏やかな生活の最中、一つだけ事件が発生しました。
それは大量の蚊。
「いや、アフリカなんだから蚊くらいいるだろうよ」
…と思うかもしれませんが、その水準を超えていました。昼間はおそらく川に生息している全ての蚊が、夜になるとキャンプ場へと集まってきます。そしてトラックの周りで電気でも使おうものなら、もう地獄絵図。食事をしていても体中に集まってくる蚊。皿の上も蚊だらけ。蚊を避けずにご飯を食べるのが難しいくらい。
調理用の鍋にも一瞬でこれだけの蚊が集まり、
朝起きると、食器を洗うように水を入れた桶はこの状態。
長袖長ズボンを着ていても、体がかゆい。まあ痒いだけなら良いんです、我慢すれば良いだけなので。何を気にしているかって、マラリアです。
ボツワナ湿地帯エリアは超危険地域ではないものの【マラリアのリスクあり】の地域。
マラリアリスクのある蚊がこれだけ自分の周りにいるというのは、恐怖でした。初日の教訓を得て、2日目の夜は暗くなる前に晩御飯を終えることにしました。
結果、マラリアにはかからず無事に旅を続けることが出来ましたが、人生史上最も蚊と戦った2日間でした。
【Day16】オカバンゴ湿地帯をセスナで遊覧飛行!
2日間離れていた仲間とも感動の再会。そしてツアーも再開!
この日は『マウン』という町に滞在するのですが、ここではオプションでオカバンゴ湿地帯を遊覧飛行で見るツアーに参加することに。確か110ドルほど。安くはないですが、有名なオカバンゴを少しは体験したい!ということで決めました。
オカバンゴ湿地帯は雨が溜まって作られる川。でも周りは砂漠なのでその地域で止まり、海に流れることがない川となります。
はるか上空からはキリンや象の群れなど、サファリとは違う角度から見ることが出来て楽しかったです。考えてみたら、遊覧飛行的なアクティビティも人生初な気がします。
【Day17】これが噂のバオバブの木!
この日はロングドライブ。特に目玉はありません。唯一上げるとすれば、道中で訪れた『バオバブの木』。マダガスカルで有名なやつです。
根っこが上にあるような、独特な形状。思ったよりも大きかったです。この日の見所はこれだけ、ロングドライブの日です。
【Day18】これはオススメ!!『チョベ国立公園』でのゲームドライブ
さて、いよいよ残すは後3日。ついにジンバウエの国境近くまでやってきました。この日はまたまたサファリ!チョベ川沿いに広がる『チョベ国立公園』。ここはアフリカゾウが多く生息している地域としても有名です。
チョベでのゲームドライブは3時間ほど。写真のようなサファリカーに乗り換えて出発です。
噂通り、象はめちゃめちゃ見れました!
キリンの独特なポーズが愛らしい。
3時間のゲームドライブを終えた後は、サンセットクルーズを兼ねてカバを見に行きます。カバの群れを発見!
これだけ近い距離で見れたのは嬉しかったです。
大満喫のチョベ国立公園。アフリカにある他のサファリと比べても「安さ」と「アクセスの良さ」はとても大きなメリットだと思います。
ゲームドライブ、サンセットクルーズそれぞれ40ドル程度。タンザニアやケニアでは1日あたり150ドル以上かかるのが普通なので、相対的にはかなり安いです。また、アフリカの一大観光名所『ビクトリアの滝』から近く、セットで観光出来るのも嬉しいポイントです。
費やすお金も時間も少なく、かつアフリカのサファリをしっかり体験できるので、短期旅行にもマッチすると思います。チョベ国立公園、おすすめです!
【Day19/20】最終目的地『ビクトリアの滝』へ!
いよいよ最終目的地、ビクトリアの滝へ向かいます。ジンバウエへの国境を超え、わずか1時間ほどでビクトリアの滝がある町へ着きます。
ビクトリアの滝は、シーズンによって水量が大きく異なります。僕が行った時期(4月)は雨季のど真ん中で、1年の中でも特に水量が多いタイミング。水しぶきがすごくて雨具なしでは遊歩道を歩くこともままなりません。
肝心の滝も、水しぶきが強すぎてクリアに見えないこともしばしば。その分、迫力は凄いです。
それでもメインのビューポイントからはしっかり全貌を拝むことが出来ました!ブラジルで見た『イグアスの滝』ほどの感動は無かったですが、ここも凄い!地球のエネルギーを感じました。
以上、かなり駆け足でしたが20日間を振り返ってまいりました!ですが、以前もお伝えしたように、オーバーランドツアーの1番の魅力は移動やキャンプも含めた総合的な体験だと思っています。
国籍も年齢もバックグラウンドも異なる様々な仲間たちと一緒にアフリカの大自然を感じたい!という方には本当にオススメです!!
Sohta Yamaji
1985年生まれ、大阪出身。
約1年かけて世界を旅しています。
オーバーランドツアー、オモシロイよね〜
体調安定してるときなら行きたいなぁ〜
星撮りまくれそうやし(笑)
参考になるわ〜
星はマジで撮り放題ですよ!キャンプ場でも時間たっぷりありますし。笑
特にケープタウン〜ヴィクトリアの滝ルートは、キャンプ場の設備が良くて快適なのでオススメです!
アフリカのオーバーランドツアーにずっと興味があったので楽しく拝見させていただきました!
ちなみにですが、ツアー中のインターネット事情はどんな感じなのでしょうか。
sbさん、ご質問ありがとうございます!ケープタウン〜ヴィクトリアの滝までのツアーに限っていえば、半分以上のキャンプ場でWi-Fiを使うことが出来ました(アフリカの中でもこのコースはかなり環境が良いらしいので、東アフリカ等では事情は異なると思います)。キャンプ場によって、無料の所と有料(5ドル程度)の所があります。総じてかなり不安定な回線ですが、ちょっとしたネットでの調べ事やメッセージの送受信程度なら問題ありません。また、僕はナミビアで現地SIMを買いましたが、これもキャンプ場や、町の近くでは使うことが出来ました(車での移動中は圏外のことが多かったですが…)。参考になれば幸いです!
お返事ありがとうございます。
なるほど、インターネットはキャンプ場での利用がメインになりそうですね。
参考になる情報をありがとうございます。