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帰国しました!ブログ書きます!笑

YAMAJOURNEY
2017.10.30
【ネパール】アイランド・ピーク(6189m)に登頂! [前編]
category : Others / country: Nepal

山好きにはたまりません。ネパールのヒマラヤ山脈にやってきました。
ここヒマラヤでは、4〜5月と10〜11月が晴天率の高いベストシーズンで、ヨーロッパを中心に世界中から山好きが集まります。

 

ちなみにヒマラヤという響きは冒険感がありますが、実は標高5000mくらいまでは危険な箇所もなく雪も降っておらず、1日の歩行時間も平均5〜6時間、宿も充実していますので登山初心者でも十分トレッキングを楽しめます。(毎日ベッドで寝て、ピザが食べれるくらい快適です。登山道具もネパールで激安で買えて、全部揃えても2〜3万円で足ります。偽ノースフェイスが大量に売ってます。笑  ←道具としての性能はそこそこ)

 

特にルクラという村からエベレストのベースキャンプ(登頂を目指す隊が拠点にするキャンプ場)までのコースは『エベレスト街道』と呼ばれていて大人気!往復10日間ほどの絶景コースを堪能出来て、本当にオススメです。是非、人生に一度は行ってみて下さい。

 

今回僕は、上記のエベレスト街道で高所順応を行い、その後『アイランド・ピーク』という標高6189mの山に登頂してきました。合計2週間の山ごもりです。カトマンズでガイドとポーターを雇います。

 

さすがに6000mの高さまで登ると道も途中から雪が積もっており、雪山登山用の器具を使う場面が出てきます(ちなみにこういう登山から、通常の海外保険では保険も降りなくなります)。トレーニング不足の体にはかなりキツかったですが、山は本当に美しく、楽しい登山が出来ました!

 

という事で、前半編と後半編の2回に分けて振り返りたいと思います。

 

<エベレスト街道〜アイランド・ピーク登山 スケジュール>

【Day1】ルクラ(2827m)→ パグディン(2652m)※2時間半
【Day2】パグディン → ナムチェ(3440m)※5時間
【Day3】ナムチェ滞在 *『エベレスト・ビュー・ホテル(3880m)』往復 ※3時間
【Day4】ナムチェ → タンボチェ(3867m)※5時間
【Day5】タンボチェ → ディンボチェ(4343m) ※5時間
【Day6】ディンボチェ滞在 *チュクン(4737m)往復 ※4時間
【Day7】ディンボチェ → ロブチェ(4930m)※5時間
【Day8】ロブチェ → ゴラクシェプ(5170m) *エベレストBC往復 ※合計7時間
【Day9】ゴラクシェプ → カラパタール(5545m)→ ディンボチェ ※合計9時間
【Day10】ディンボチェ → アイランド・ピークBC(5070m) ※4時間半
【Day11】アイランド・ピークBC滞在
【Day12】アイランド・ピーク登頂(6180m)→ ディンボチェ ※合計13時間  
【Day13】ディンボチェ → ナムチェ ※8時間
【Day14】ナムチェ → ルクラ ※7時間

 


アイランド・ピーク登山 前編(エベレスト街道トレッキング)



まずはネパールの首都カトマンズから、小型機に乗って1時間程度の移動です。ちなみに距離は短いですが陸路での公共交通機関は無く、もし陸路で行くならバス10時間+徒歩4日間くらいの道のりになります。

 


飛行機はルクラ(2827m)に到着。空港は崖の上にたった460mの滑走路があるだけで、見事「最も過激な空港ランキング」で1位に輝いた事もある素敵な空港です。無事に着陸すると乗客は拍手に湧きます。

 


ルクラにはホテルだけでなくBarや登山道具店など様々な店が並びます。道具の買い忘れがあったとしてもここで調達出来ます。

 


ルクラでは、石丸さんという日本人の方と出会いました。なんとこの方、ネパールで学校建設を支援するNGOを立ち上げ、これまでに80校以上の学校を建設。『世界ナゼそこに!?日本人〜』でも紹介されています。

 

今回は久しぶりにトレッキングに挑戦という事で、70歳を超えるご年齢にも関わらず、凄いエネルギー。「私は山地君より足が短いから、(登る)スピードが遅いんだわ〜。笑」と仰っていたのが印象的。本当に素敵な方です。

 


さて、いよいよ登山開始!歩きやすい道が続きます。手前の男性はガイドのレンジーです。一応英語が出来るガイドという前触れだったのですが実際にはほとんど話せなかったです。会話の中で知らない単語が出たり理解が出来ないと、取りあえず「Ah〜Yes」と答える悪いクセがあります。

 



吊り橋も多く、テンション上がります。

 

ヒマラヤでは、30kgほどの荷物を運んでくれるポーターと呼ばれる人が活躍しています。彼らの収入は1日10〜15ドル程度。チップは貴重な収入源ですが、ガイドと異なりサービスで差をつけずらいのはもどしかいところじゃないでしょうか。

 


高度順応の為に2泊したナムチェ(3440m)は、山の奥地とは思えないほど賑やかな村です。ここにはお洒落なBarやカフェはもちろん、なんと『THE NORTH FACE』の正規店まであります。

 


ちょうど市場が開かれていて賑わっていました。まあだいたい、同じようなものばかり売っています。

 


宿泊した『HOTEL HILLTEN』。名前だけではなく、外観も立派です。中身は普通の山小屋です。

 


夜10時くらいまではまだまだ明るく、山の中とは思えません。

 


ナムチェからは、高度順応の為に往復3時間程度かけて『エベレスト・ビュー・ホテル』というホテルまで歩きます。ニット帽の男性はハンガリー人のシールで、今回のトレッキングでずっと一緒だった僕の相棒です。

 


ホテルの名の通り、ここで初めてエベレストが見れました!左の雪山で、頭一つ出ているのがエベレスト。興奮。

 


黄昏れる犬。

 


ナムチェを出て、タンボチェ(3867m)に向かいます。8000m峰を眺めながら歩く素敵な道です。

 


タンボチェは、ナムチェと大きく異なり静かな小さな村。

 

太陽の熱を活かしてお湯を沸かしています。

 


本当に美しい景色が続きます。

 


更にディンボチェ(4343m)へと向かいます。それまでも軽い頭痛はありましたが、ここで初めて高山病により食欲を失います。夜は頼んだチャーハンを1口しか食べれず、ニンニクスープと高山病用薬を飲んで就寝。薬が効いたのか翌朝には回復し、無事にトレッキングを継続です。

 


開放感溢れるトイレ。

 


標高4000mを超えると、ますます雲の上にいる事を実感します。

 

標高3000mを超える高地にする「ヤク」という牛も、荷物の運搬をします。

 

ヒマラヤでよく見る「タルチョ」という5色の旗。仏法が風に乗って広がるよう願いが込められています。5色それぞれが青(天)、白(風)、赤(火)、緑(水)、黄(地)を表しています。

 


標高5000mを超えるゴラクシェプ(5170m)までやってきました。山小屋が数件あります。

 


ちなみに山小屋の様子はこんな感じで居心地が良いです(写真はロブチェの山小屋)。

 


ちなみに食事はピザやチャーハン、ネパール料理(ダルバートと呼ばれる、カレーと豆スープとご飯のセット)など。標高が上がる程値段も高くなります(1食400〜800円程)。

 


ゴラクシェプを超えて、いよいよエベレスト・ベースキャンプ(5364m)に向かいます。

 


ゴラクシェプから2時間弱歩いてベースキャンプに到着!エベレスト登山のメインシーズンは4〜5月なので、この時期には登山隊はいません。テントも何もなく、ただガランとした広場です。

 


標高5364m、1週間以上かけて登ってきた達成感を味わいます。ちなみに、エベレストをベースキャンプより先に登る為には、登山料1万1000ドル/人が必要です。

 



エベレストBCからゴラクシェプに戻って一泊した後は、早朝4時半に山小屋を出てカラ・パタール(5545m)という丘に向かいます。




まだ山を朝日が照らす前の時間です。風の音だけがしんしんと響きます。

 


徐々に朝日が山を照らしていきます。

 

ここから見る景色も格別でした。

 

途中、高山病に苦しんだものの、とにかく大自然に心奪われながら快適に過ごした8日間。この日に相棒のシールとも別れ、ここからアイランド・ピークのベースキャンプに向かいます。

 

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PROFILE

Sohta Yamaji

1985年生まれ、大阪出身。
約1年かけて世界を旅しています。

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