ニューヨークからわずか2時間、カナダのトロントにやってきました。
語学留学でも人気のトロントは、街も大きく治安も良いので、確かに住み易そう。

 

しかし…寒い！！11月時点で気温は平均10度以下。

 

基本的に春夏を想定した荷物しか持っていなかった僕にはあまりにも寒く、どうしようかと思っていたら、たまたま見つけたH&Mのアウトレットショップでダウンを15ドルで買う事が出来ました。さすが北米。

 

さてトロントといえば、バスでわずか2時間の「ナイアガラの滝」が有名！という事で、早速行ってみましょう。

トロントからバスで2時間、ナイアガラの町から滝まで歩きます。落ち葉が冬の始まりを知らせます。

 

キター！！ナイアガラ！！

 

…うむ、天気悪いですね。しかも寒い。

ナイアガラのベストシーズンは夏ですが、今は11月。しかも雨。観光客もまばらで何だか寂しいナイアガラの滝。

笑顔ですが、この時も雨が降っていて、まあまあ辛いです。雨と霧で、ナイアガラは半分くらいしか見えません…（H＆Mの15$ダウンが大活躍）

 

でも、やっぱり近くで見るとなかなかの迫力。滝の音が凄い！

 

滝の麓から見ると、更に凄い迫力。滝の「裏側」にも行く事が出来ます。その圧倒的な水量を感じる事が出来てオススメです。

 

滝は、夜になるとライトアップされます。色は常に変化し、ゆっくり見れたらとても綺麗だと思います。

 

ちなみにこの日は偶然にも、冬のナイアガラ名物『ウィンターフェスティバル・オブ・ライツ』の開会式典！という事で複数のアーティストがパフォーマンスをし、最後には花火が上がっていました。大雨ですけど。

 

という事で、ナイアガラを満喫した後はバスでトロントまで戻ります。

 

しかし何とここで事件が…！

 

どうやら僕たちが乗ったバスの調子が悪かったらしく、走り出して15分くらい経った頃からエンストのような状態が続き、何度も止まっては走り出し、なかなか進みません。

 

「帰りは遅くなっちゃいそうだな〜」と思っていると、次第にバスは「ボンッ、ボンッ」という音を出し始め、煙を吹き始めます。乗客の間に「これはヤバい…！」という空気が漂い始めますが、運転手（おじいちゃん）は何故か走るのを止めません。

 

引き続きバスは時速20kmくらいで「ボコンッ、ボコンッ」と鳴らしながら進み続けます。無線で本部と話しながらも、黙々とバスを走らせる運転手（おじいちゃん）。な、なぜ止めない…！

 

いよいよ運転手に向かって「私たちを殺すつもりなの！？」と声を荒げる欧米人、替えの手段としてマイカーを手配し始める韓国人、事故になる事を想定し家族にバス会社の名前と住所を送る日本人…

 

それぞれが必死に生きる道を探しているそんな最中、

ついにバス後方から火が噴き出しました。

 

 

「fire!! fire!!」

 

 

と乗客みんなで必死に声を出し、ようやく運転手は火を噴かしたバスを近くのマクドナルドに駐車させる事に。全速力でバスを駆け下りる乗客達。全く悪びれる様子もない運転手（おじいちゃん）…30分程替えのバスを待機し、何とか一命を取り留めました…まさかトロントで死の恐怖を味わう事になるとは…笑

 

※ちなみに、その乗り換えたバスも一部部品の調子が悪かったらしく、走り出して30分で緊急駐車。更に30分待って３台目のバスに乗り換える事になったのですが、それはまた別の話…

 

さて、なんとかトロントに帰ってきました。

 

今年カナダは独立150周年という事で、こんなモニュメントも。

 

歴史を感じる粋な建物が並ぶDistillery Districtでは、大規模なクリスマスマーケットが開催されていました。めちゃめちゃ良い雰囲気です。

 

 

ちょうど僕の滞在中にトロント冬の名物『クリスマスパレード』が開催されました。

 

トロントのクリスマスパレードは1905年から続く歴史あるパレードで、北米最大級の規模。行進する参加者は約2000人、観客はなんと50万人という事で、これは見ておきたい！

 

パレード沿いのスタバでラテを注文したら、あまりの混雑で約1時間待たされるという初体験がありましたが、気を取り直してパレードを見学です。

様々な衣装を身にまとった人たちが行進しています。

 

演奏もカッコいい。

 

色々なフロート（飾り付けした台車）があって見飽きません。

 

ドナルドがセグウェイに乗って登場しました。こんな顔でしたっけ？

 

トロントに語学留学中の友人もボランティアで参加していました。

 

そしてパレードの最後尾には、いよいよサンタクロースが登場！観客から大歓声が上がり、パレードを幕を閉じました。

 

名物パレードは本当に見応えたっぷりで、また、街中が楽しんでいる様子が伝わってきて本当に良い雰囲気でした。

 

思わぬ寒さに苦しんだトロントですが、北米のクリスマス感を味わう事が出来ました！次は一気に中米へと向かいます。