ウユニ塩湖からバスで12時間ほど。国境を越えチリにやってきました。
チリに入って間もなくあるのは「サン・ペドロ・デ・アタカマ」という、砂漠の中にある小さな町。ここアタカマ砂漠は世界で最も乾燥した砂漠の一つで、40年間全く雨が降らなかった地域もあるそうです。滅多に雨が降らない上に標高2400mという高さにあるので、星空が綺麗な事でも有名です。
ここでは「月の谷」と呼ばれる壮大な砂漠地帯など、いくつか見所があるみたいなので2日程寄ることにしました。
町の中は、レンガや土を使った壁が並びいかにも砂漠の町という雰囲気。
小さな町ですが、人気の観光拠点なのでレストランや旅行代理店が並びます。
教会と広場にも穏やかな空気が流れています。
さて、早速いくつかの旅行代理店を回りツアーを手配します。翌日を丸一日使い、早朝から昼にかけて『タティオ間欠泉』という場所に、午後には『死の谷』という場所へ行く計画に。
という事で、翌日朝4時に起きて間欠泉(水蒸気を噴出する温泉)に向かいます。
6時頃到着。予想を遥かに上回る寒さの中、間欠泉を見学。そこら中で「プシュー!」という音を鳴らしながら水蒸気を噴き出す様は確かに凄い。凄いですが…
数ヶ月前にイエローストーン国立公園(アメリカ)を見た後だからなのか、あまりの寒さ故か、正直感動は薄かった…それよりも「早く朝食タイムになって温かいコーヒー飲みたい」と思ってました…笑
近くには温泉がありました。「湯の温度は38度くらい、滞在時間15分」って…こんな極寒の中入るかいっ!!
…と思いつつ結局入りました。あぁ寒い!!
帰路では、アンデスの絶景を眺めるスポットに立ち寄り軽く散歩。
運良く「ビクーニャ」という名前の動物(ラクダ科)も見れました!ペルーにいたアルパカやリャマの親戚です。しかも親子愛を感じるワンシーン。
さらにフラミンゴも!
最後はとっても小さい村に寄ってツアー終了。間欠泉というより、全体を通してみるとなかなか楽しめたツアーでした。
午後からは「月の谷」へ。アメリカのアリゾナ(グランドキャニオンなど)を思わせる岩の道を歩きます。
何千年もかけて形作られた岩場が格好良い。
「トレス・マリア(3人のマリア」)と呼ばれる岩。中央の岩がイエスを抱いたマリアに見えるとの事。まあ、全力で意識すれば見えなくもありません。
高台に登ると、広大な砂漠を眺める事が出来ます。
その名の通り、まるで月にいるかのようなダイナミックな景色です。
サンセットが近づくと、更に高台へ。
なんとこのタイミングで、チリ産ワインとおつまみのサービス!なかなか粋な事をしてくれるやないかいっ!
ワインを飲みながらみんなでサンセットを眺めるという贅沢!
という訳で、2日ほどの滞在でしたが楽しいアタカマ砂漠でした!個人的には“砂漠の中の町”という雰囲気のサン・ペドロ・デ・アタカマを結構気に入りました。
さて、ここからサンティアゴまで飛び、さらにアルゼンチンへと向かいます。
Sohta Yamaji
1985年生まれ、大阪出身。
約1年かけて世界を旅しています。
帰国しました!ブログ書きます!笑