心身を酷使したアコンカグア登山を終えた後は、メンドーサでワインテイスティングを嗜み(酒弱いのでテイスティング3杯で酔っ払います)、チリのサンチアゴ付近の観光を楽しみ(海鮮が旨い!)、ついにイースター島にやってきました!
モアイ像で有名なイースター島ですが、たまたまこの時期は1年に2週間(毎年1月末〜2月上旬あたり)開催される『TAPATIフェスティバル』という一大祭りのタイミングでした!ラッキー!
イースター島は、車で2時間も走れば1周出来るような小さな島です。滞在したのは5泊6日でしたが、十分堪能することが出来ました。
島の見所は、何と言ってもモアイ像!この小さな島に、何と900体ほどのモアイ像があります。キレイに並んでいるものばかりではなく、倒されているものから、製作途中のまま残されているものまで様々です。
モアイは顔立ちがかなりはっきりして、しかもそれぞれがちょっとずつ違う顔をしているので見飽きません。
渋い佇まいのハズなのに、なんかかわいいのです。
中には、目がついていらっしゃる方もいます。
なんかクセになる顔の方もいらっしゃいます。
15体のモアイが並ぶ『アフ・トンガリキ』は一番の人気スポットです。
特にサンライズの時間は、モアイ達の後ろから後光のように太陽が昇りとても幻想的です。
ここには朝日を2回見に行きました。村から車で約30分程度です(ちなみに、14年前に免許を取って以降始めてMT車を運転しまして、30回くらいエンストしました)。
村に近い『タハイ』という場所でのサンセットも素晴らしいです。
ところで、多くのモアイの下には、「アフ」と呼ばれる石を積み重ねた台座があるのですが、実は昔の部族達にとってはこちらの方が重要だったそうです。これは先祖の骨を埋葬する墓であり、儀式の際の祭壇だったそう。
いつしかそのアフの上に、かつての偉大な首長達を模した“守り神”としてモアイ像を立てるようになり、徐々にモアイが各部族間の権威や栄光を象徴するものに変わっていったそうです。
ちなみにモアイの「作り方」は、大きな岩を根気よく削っていったというのが有力なのですが、その後、重さ数十トンにもなるこのモアイ達をどのように「運んだ」のか、そして「立たせた」のか、は今でも謎だそうです。まさに世界7不思議!
ちなみに、イースター島でダイビングをすると海の中にもモアイがいます(が、これはコンクリート製の偽物です!)。
さて冒頭でも述べましたが、僕がイースターにいたタイミングは、年に一度の『TAPATIフェスティバル』の時期!イースター島の文化を後世に伝えていく為に、1970年代から始まった盛大なお祭りです。祭りの初日はパレードから始まりました!イースター島のルーツはポリネシア系(ニュージーランドやハワイなど)なので、衣装や音楽はそういった魅力に溢れています。
メイン会場では開会式が行われていました。これから2週間、昼夜ともに様々なコンテストが開催されます。
日中に行われる一大イベントは、イースター島版トライアスロン。
海では泳ぐのではなく、トトラの浮船を漕いで進みます。
かなり過酷そうです!
海を出ると、今度はランニング。ただ走るのではなく、約20kgのバナナを担いで走ります。これを繰り返して競うという独特の競技です。
夜になると、メイン会場に人が集まります。普段は本当に静かな島、どこにこんなに人がいたのでしょうか。全島民が集まっているんじゃないかと思うくらいです。
最初のコンテストが始まりました。何やらスペイン語で詩を語りながら、あやとりをされています。
そして時折、完成させたあやとりを「ドン!」と披露してくれます。イースター島では古代からあやとりがコミュニケーションの手段として使われていたそうです。ですが、シュール過ぎます。
ちなみにこの方は満点でした。というか、後で登場した3人も全員満点でした。笑
個人的に一番感動したのはダンスコンテスト。とにかく規模が大きくて、1チーム300人くらいのダンサーが音楽とともに踊ります。
ダンスもまさにポリネシアン風で、明るくて元気が出ます!
衣装や演出、どれも本当に素晴らしかった!これが見れたのは本当にラッキーでした!
他にも、開催年によっては「バナナの茎で作ったソリ下りコンテスト」など興味深いイベントが盛りだくさんなので、1〜2月にイースター島に来られる方は是非タイミングを合わせてみて下さい!
ちなみに、イースター島ではちょっとしたトラブルが2つ。
1つ目は、とある日に、泊まっていた宿でゴギブリが大量発生したこと!どうやら、道路で虫駆除スプレーが撒かれ、彼らが逃げるように宿に集まってきたらしいです。その数は軽く30匹を超えていました。宿の中でも宿泊者全員でスプレーを撒き、トドメを刺してやりました。
2つ目は、借りていたレンタカーに小さな傷をつけてしまい、約100ドルの弁償をさせられた事!どうやらどこかの木の枝が当たっていたみたいです(本当に小さな傷です)。しかも、一緒に回っていた香港人、イギリス人の友人達がそれぞれ帰国してからレンタカー会社が連絡をしてきて、自分一人での対処となりました…
これからイースター島に行く方、お気をつけ下さいね。
とまあちょっとしたトラブルはあったものの、モアイはもちろん、のどかな村も綺麗な海も素晴らしい島です。ここのマグロ料理はかなり美味しかったですし、南米とポリネシアが混ざり合った魅力的な文化や、フレンドリーな人たちなど、イースター島は本当に魅力に溢れていました!
一度チリのサンチアゴに戻り、そこから一気にブラジルへ飛びます!
Sohta Yamaji
1985年生まれ、大阪出身。
約1年かけて世界を旅しています。
まだブラジル編があるんですね〜
ケープタウンまでの道程が長い😭
まだブログ上では2月前半やから…(笑)
しかも今から3週間キャンプツアーやから、更新止まると思います!笑