イースター島からサンチアゴに戻った後、さらに東へと進みブラジルの『リオ・デ・ジャネイロ』にやってきました。2018年2月8〜11日の4日間、あの有名な『リオのカーニバル』が開催されます。
せっかくブラジルに行くならタイミングを合わせたい!という事で、急ぎ足でやってまいりました。治安が悪い事でも有名なリオですが、4日間ほど滞在します。
ちなみに公用語はポルトガル語です。英語はあまり通じませんが、スペイン語とポルトガル語はかなり似ている事もあり、多くの人がスペイン語を理解出来ます。僕はポルトガル語を覚えることは早々に諦めて基本的にスペイン語を使っていました(使うといっても、お店で品物を注文するとかです!笑)。
さて、まずは街歩きから!
リオ・デ・ジャネイロは、中心部からすぐのところに綺麗で大きなビーチが広がっています。人の数が半端じゃないです。
そして、ビーチのいたるところでサッカーをしています。男子達だけじゃなくて女子達もビーチでサッカーしてます。そりゃW杯で5回も優勝しますわ。
有名な『コルコバードのキリスト像』にも行きました。それにしてもリオは猛烈に暑いです。数時間も歩いているとめちゃめちゃ疲れます。
キリスト像のある丘からは、リオの街が一望できました!
さすが人口600万人の大都市。都会!
ところで、ブラジルでは栄養満点のフルーツ「アサイー」が有名で、そこら中のジューススタンドで飲むことが出来ます。南米ではほとんど肉ばかり食べているので、1日1回アサイーを飲めば健康を取り戻せるという勝手なマイルールをもとに、毎日飲んでいました。しかも美味い!
さて、リオ・デ・ジャネイロはカーニバルの時期まっただ中です。僕は、これまでてっきり「リオのカーニバル=あの有名なサンバのダンスショー」だと思っていたのですが、実際には街中で行われている小さな行進隊など全て含めてカーニバルと捉えらているようです。
この時期は、街中がカーニバル熱に犯されていて、深夜も含めてそこら中で路上パーティーが行われています。大型のスピーカーから流れる音楽を聞きながら、酒を飲みまくり踊り狂う生活です。同じホステルに泊まっていたヨーロッパ人、南米人の半分くらいは、むしろそのパーティーナイトを目的に来ていて、サンバショーは見に行かないと言っていたくらいです。
そしてだいたいみんなコスプレしてます。また、街を歩いている男の半分くらいは上裸です。酒を片手に持って踊っています。
カラフルなタイル絵で有名な『セラロン階段』も、この有様です。もはや階段なんて撮影出来る状態ではありません。
リオからフェリーで30分ほどの『ニテロイ』という街に行こうとしたら、みんなフェリーの中でも30分間踊りっぱなしです。フェリーが揺れていたのは波のせいではなく、きっとみんなのダンスのせいです。
夜10時頃になると、同じホステルの友人達と一緒にパーティーに出かけます。特段パーティーピーポーではない僕としては正直毎日飲み歩くのはしんどいのですが、まあせっかくなのでとカイピリーニャ(ブラジルの伝統カクテル)を飲みまくり泥酔する日々を過ごします。
夜が明けて朝になっても、まだ街はゴミに溢れ、酒の匂いにまみれ、路上で人が寝ています。まあまあ悲惨な光景で、正直、この時期のリオはあまり美しい街という印象ではありません(笑)。街をゆっくり見たい人は、カーニバル期間に入る前に街入りした方が良いかもしれません。
そんな日々を送りながら、いよいよ待ちに待ったカーニバル鑑賞の日です!
さて、メインカーニバルは、サンバ鑑賞専用のスタジアムで行われます。観客席がセクション1〜13に別れており、セクション毎にチケットの価格も異なります。審査員席に近いセクション8〜9が最も高く(ダンサー達が本気を出すらしい)、セクション1や12〜13が安くなります。
また、それぞれのセクションが「スタンド席」「ボックス席」「スイート」に分かれており、ダンサーを間近で見れるボックス席が高く、一方スタンド席は安くなります。
※公式HPより
僕が購入したのはセクション11のスタンド席でしたが、十分楽しめました!セクション6〜11まではほとんど変わらないんじゃないかな、というのが個人的な感想です。ちなみにセクション12・13は席が少し奥まっているのでオススメしません。(ちなみにチケットは、カーニバル直前にホステルで購入出来ました。1万円程度。)
夜9時にカーニバルは開始します。ここから7時間ほどぶっ通しで、早朝の4〜5時頃に終了予定です。僕は同じホステルに泊まっていたオーストラリア人の元プロギャンブラーと一緒に行きました。世界中のカジノを回り、今はリタイアされたとのこと…凄い人生です。
カーニバルには2日間かけて13チームが参加し、審査員の投票による優勝を争います。1チームはなんと3000人以上で構成されており、1億円以上をかけて準備しています。とにかく規模も熱量も桁違いです。
ちなみに今回優勝したチームは、なんと「ブラジル社会の汚点」をテーマに、暴力や権力腐敗の撲滅を訴えた演出だったらしい。ふ、深い…!(このチームが出演したのは、僕が鑑賞した日とは別の日…残念!)
衣装が派手!!さすが世界トップクラスのカーニバル!
演出の規模もめちゃめちゃデカイ!
こんな感じで、スタンド席でも十分見れます!(しかし、ダンサーを間近で見るならやはりボックス席だと思います)
男性ダンサーは力強く、
女性ダンサーは華やか!
車の上で絵を描いていたり、
箱の中から人が出てきたり、
人が回転していたり、
煙をふかしていたりします!
とにかく、全てが派手で巨大で、エネルギーに満ち溢れています!
スタンド席では現地の人たちも楽しそうに踊り続けていて、それが一層カーニバルを楽しくさせました!
9時に始まったカーニバルも5チーム目が終わった頃には午前3時。いよいよ疲れてきたのと、もうすでにお腹いっぱい鑑賞したので途中で帰りましたが、それでも十分に世界トップクラスのスケールを感じることが出来ました!そして日々のパーティーデイズでは、とにかく明るく元気なブラジル人の本気を垣間見ることが出来ました。
最後に、リオ・デ・ジャネイロの治安について。
治安は、悪いと思います。ほとんどのブラジル人が、リオは治安が悪いと言っていました(サンパウロと比較してもかなり悪い印象です)。
僕自身は無事でしたが、僕が泊まっていたホステル(ラパ通り近く)の目の前で、一台の車が銃を持った男達に囲まれ、ハイジャックされていました。ホステルのテラスでビールを飲んでいた僕のルームメイト達は、その日外出出来なくなりました。笑
特にカーニバル期間中はみんな興奮状態なので、一層治安が悪いのかもしれません。皆さまお気をつけ下さい!
Sohta Yamaji
1985年生まれ、大阪出身。
約1年かけて世界を旅しています。
わー‼︎‼︎‼︎
これは是非行きたいw😭
リオだけじゃなくて、サルバドールって街のカーニバルも人気やで!