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帰国しました!ブログ書きます!笑

YAMAJOURNEY
2018.05.18
【ブラジル】大いなるアマゾン川へ!3泊4日ツアーを堪能。
category : Others / country: Brazil

パタゴニアからほぼ南米を縦断、大きく飛んでブラジル北部の「マナウス」にやってきました。ここは、あの『アマゾン川』麓の町です。

 

ご存知、アマゾン川は世界最大の川です。広大な熱帯雨林の中に巨大な支流がいくつもあり、もはやそこで1つの生態系が出来上がっているほど。生息する昆虫は1000万種を超えていて、もはや完全に調査することは不能とも言われています。

 

完全に調査することは不可能…なんとロマン溢れる場所でしょうか!あの「サラリーマン金太郎」でも、金太郎が重い病気にかかった子供の夢を叶えるために行ったのは、アマゾンでしたしね(ちなみにその子の病気は、アマゾンで生命力が回復して治りました笑)。

 

さて、アマゾンツアーの種類は様々です。アマゾン川沿いにあるオシャレロッジに泊まりながら贅沢な時間を過ごすものから、今回僕が参加したような森の中でハンモック泊をするようなものまで。好きなスタイルを選べると思います。

 

ロマンの溢れ方を踏まえると、1ヶ月くらいアマゾンの奥地で生活してみる、とかも興味はあるのですが、さすがにそうはいきません。という事で、3泊4日のバジェットツアー(価格2万5000円程度)に参加することにしました!

アマゾン川ツアーの起点となる町マナウスは、ヨーロッパ植民地時代の名残もあるアマゾナス州の州都です。一昔前にゴム栽培で繁栄した歴史があり、いまでも活気に溢れています。

 

中でも見所は『アマゾナス劇場』。昔はヨーロッパ貴族の憩いの場だったらしいですが、いまでも日常的に劇場として使われており、演目によっては20ドル未満で楽しむことが出来るそうです。

 

さすがアマゾン麓の町だけあって、市場には川で採れる様々な魚が並びます。

 

 こちら、『ピラルクー』という名前の魚を干して巻いたもの。ピラルクーは、全長4.5mほどの世界最大の淡水魚です。

 

さて、軽くマナウスを敢行した後は、早速アマゾン川ツアーへ!朝イチに町を発ち、川を渡るための船着場へと向かいます。20分ほどかけて川を渡った後は、さらに車を乗り換え1時間、そこから更にモーターボートで1時間。合計3時間ほどかけて、まず今夜の宿泊先であるロッジへと向かいます。

 しばらく川を走っていると今夜泊まるロッジが見えてきました。

 

左側に見えるのがダイニングスペース、右に見えるのが寝室。ちょっとだけリゾート感あります。

 

なんと、テラスにパラソルとかあるじゃないですか!もはやこれはリゾートロッと呼んでも良いでしょう。

 

ちゃんとベッドもあります。シャワールームはムカデだらけですが、それはまあ許容範囲です。

 

さて、ロッジで一服した後は名物ピラニアフィッシングへ!雨が降ってきたのでボートを降りて売店の桟橋からチャレンジです。

 

さすが相手はピラニア。鶏肉をナタで切り分けたものが釣り餌です。

 

1時間ほどトライして、僕はなんとか2匹ゲット!さすがピラニア、いかにもヤバそうな歯をしています。一緒にいたブラジル人家族のお母さんはやたら上手く、何度も釣っていました。

 

夜は暗くなってから、ロッジを出てワニ探しに出ます。

 

出発して10分後。ガイドが突然川の中に手を突っ込んだと思ったら、早速ワニを掴んでいました。こんな暗闇の中、どうやって捕まえることが出来るのか…さすがアマゾンのガイドです。

 

基本的に見つけられるのは生後数ヶ月の子供ワニだそう。首を押さえていれば噛まれる危険もありません。

 

翌朝はアマゾンのジャングルトレッキングへ。いきなり、まあまあディープな森の中を歩いていきます。

 

ガイドはよく日に焼けていて、結んだ長髪がトレードマーク。こうやってナタを持って森の中に立っていると、もはやターザンみたいな雰囲気です。

 

 …と思ったらやっぱり、やってました。笑

 

森に生殖する植物について教えてくれたり、木の実を割って中を食べさせてくれたりと、なかなか情報量の多いトレッキングで満足です。

  午後になると、今日の寝床へと向かいます。今日はジャングルの中でキャンプをする予定です。キャンプは日本にいる時からの趣味。楽しみ楽しみ。

 

するとガイドが突然ボートを止めて、「今日はここに泊まろう」と言い出しました。

 

…?

えっと…いや、キャンプというのは分かっていたんですけど…。

 

本当に何もなし?ワラで作った屋根とか、そういうのも無し?完全に、ただの森の中です。 「よし、木を組み立ててハンモックをかけるぞ!」

 

どうやら本当にここで寝るらしいです。

最初は不安も感じていましたが、不思議なもので。木にハンモックをかけて蚊除けネットをかぶせると、なんとなく快適そうに見えてきます。

 

これが今日のキャンプ場の全貌です。

 

でも気になる事が一つ。今は雨季。雨が降ったらどうするのでしょうか…(昨日も一昨日も降っていますし)

 

「雨が降ったらみんなで船に積んでいるビニールシートの下に集まろう!」

 

…絶対イヤです。降らないことを祈るばかりです。

寝床を用意した後は、みんなでサンセットポイントへ。

 

大きな川に映る夕空と、鳥や虫の鳴き声が心を安らげてくれます。美しい。

 

実はこの日からガイドもメンバーも入れ替え。ちなみに一番後ろに座っているガイドはアマゾン川の中腹で生まれ育っており、半端じゃないナレッジを持っています。

 

夜の7時半頃、キャンプ地に戻って夕食作り。今日の食事は、鶏の丸焼きとコメ。

 

さすが、予想を裏切らないシンプルさです。

火を起こした後、鍋で米を炊きつつ直火で鶏を焼いていきます。木の枝を真っ二つに割って鶏肉を挟むというのは勉強になりました。

 

ですが何と言ってもまるまる1匹の鶏肉、なかなか十分に火が通りません。ちなみに外は真っ暗、もちろん椅子も机もないので、みんなで地ベタに座りひたすら火を眺め続けます。あー、お腹すいた…

約2時間後の9時半、ようやく鳥が焼きあがりました!ガイドも入れて8人で、この鳥をむさぼります。ワイルドすぎだけど、味は旨い!

 

食べ終わったら、特にやることも何もないので就寝タイムです。川で歯を磨き顔を洗い、ハンモックに入ります。

 

外には大量の蚊がいますが、蚊除けネットがあるので問題ありません。周りで一晩中サルが鳴き続けていますが問題ありません。肝心な寝心地は…朝起きたら多少体が痛かったですが、それなりにぐっすり寝ることが出来ました。人生で初めてハンモックで一晩を過ごしましたね。

3日目。午前中はボートに乗ってアマゾン川探索。アマゾンで生まれ育ったガイドは、どうやって見つけのかと不思議なくらい遠くにいる鳥を見つけ、サルの鳴き声を真似でサルを引き寄せ、僕らを楽しませてくれます。

 

この時期は雨季なので水位は10m以上高くなっており、周りの木々はほとんど水に浸かっています。その間を通り抜けていくのはなかなか独特な体験。

 

午後は、アマゾン川に住むローカル家族のお家に訪問です。

 

 彼らは滅多に町に出ることはなく、人生のほとんどをこの家で過ごします。

 

わずかな収入は、裏庭で取れる果物と、近所で育てている花の販売から得ているそう。

 

ちなみに川沿いには、住居だけではなく小さな売店も点在しています。

 

ちょっとしたお菓子や卵などが買える売店。ボートを桟橋に寄せて買い物に寄るのは何だか楽しい。

 

そしていよいよ最終日!この日もジャングルトレッキングです。相変わらず、結構ワイルドな道をどんどん奥に入っていきます。

 

いきなり、ガイドがナタで枝を切り始めました。

 

「この種類の木は覚えておけ!遭難した時に水分を取ることが出来るからな」

 

なるほど非常にありがたい情報ですが、僕には同じ木を判別する自信はありません。

バッタみたいな虫は、色を変えて植物に同化しています。

 

なんと!野生のナマケモノを見ることも出来ました。

 

毒グモとして有名なタランチュラ。普段は穴の中にこもっているので、小枝の先でツンツンと穴の中をつついて苛立たせることで外に出させます。

 

ガイドが、歩きながらその辺の植物を使ってバッタを作っていました。なんという早業。さすがです。

 

そしていよいよツアーも終わり、マナウスへの帰路につきます。帰りには、アマゾン川の有名ポイントも見れました。褐色のソリモンエス川と真っ黒のネグロ川がぶつかるポイントで、酸性度の違いにより2つの色が混ざらずに境界線がはっきり見えるという興味深いスポットです。

 

ちなみに、川では家が流されていました。雨季にはたまにあるみたいです…持ち主さんは大丈夫なのでしょうか…

 

 

そんなこんなで、ピラニアフィッシングからジャングルトレッキング、現地のお家訪問やワニ探し、ジャングル内での野宿など、なかなか大充実のツアーでした!

 

ちなみに本当は、現地のお家でホームステイ1泊が予定されていたのですが、他のツアー参加者の希望に合わせて急遽ロッジ2泊になりました。僕は一切事前確認されていなかったのでかなりガイドと喧嘩になりましたが…まあそれも思い出。

 

たかが3泊4日ツアーではあるものの、少しは大いなるアマゾン川のロマンを感じる事が出来ました!

 

  • 鈴木千尋 2018年5月21日11:15 PM

    ハンモックでジャングルで寝るとか面白すぎますね🤩

    • souta 2018年5月24日4:29 AM

      ほんとワイルドなツアーでした。笑

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PROFILE

Sohta Yamaji

1985年生まれ、大阪出身。
約1年かけて世界を旅しています。

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