今回僕が参加した『オーバーランドツアー』は、南アフリカの「ケープタウン」からジンバウエの「ビクトリアの滝」まで20日間かけて巡るツアーです。
なんてったって南部アフリカを陸路で回ります。道中では大渓谷から砂漠、湿地帯まで、アフリカの大地をじっくり感じることが出来ますし、サファリや民族訪問含めアクティビティも様々です。
ちゃんと一つ一つ振り返ると僕の気まぐれブログペースではいつになっても書き終わらないので、超ざっくりとその20日間を振り返りたいと思います!
【Day1】ケープタウン近郊のワイナリーへ
早朝にケープタウン内にあるNomadオフィスに集合し、簡単な説明を受けた後早速バスに乗り込みます。天気はあいにくの雨。道中でテーブルマウンテンがよく見えるはずのポイントに停車しましたが、残念ながらこの日は何も見れませんでしたね。
この日のメインはケープタウン近郊のワイナリー、雰囲気抜群です。
みんなでワインの試飲を楽しんだ後は、キャンプ場へ向かいます。
キャンプ場では、テントの立て方をガイドに実演してもらった後に各自設営。その後は20日間全体の大まかなスケジュールと、メンバー全員による自己紹介タイムです。特に「ボケないといけない」的な空気もなく安心できる自己紹介タイムでした。ちなみに初日のキャンプ飯は何だろうと思っていたら、まさかのレストランビュッフェ。
【Day2】ナミビアの国境近くオレンジリバーへ
2日目は、途中でショッピングモールに寄ってそれぞれ買い出しなどを行いつつも長時間のドライブ。昼過ぎに、南アフリカとナミビアの国境をまたぐ『オレンジリバー』沿いのキャンプ場に到着します。
ここではみんなで川で泳いだり、夕日を眺めたりとゆっくり過ごします。
川の向こう側はもうナミビアです。
【Day3】アフリカのグランドキャニオン『フィッシュリバー・キャニオン』へ
朝、川沿いにあるキャンプ場で目覚めた後は、オレンジリバーでカヌーイングを楽しみます。2人1組になって2時間ほどの川下り。
静かな川でゆったりとカヌーを漕ぐ贅沢なひと時…と思いきや、意外とキツイ。しかも途中から、どんどん他のカヌーに離されていく。漕いでも漕いでも追いつかない、なんで!?と思っていたら、僕らのカヌーが途中からパンクしていました。
明らかにスピードが出なくなったカヌーを死ぬ気で漕ぎ続けなんとか終了。同じカヌーに乗っていたフランス人のエルサとは謎の絆が強まりました。笑
カヌーを終えた後、南アフリカからナミビアへと国境を越え、しばらく車を走らせると広大な大地の裂け目が見えてきます。
世界一大きな渓谷はアメリカのグランドキャニオン。そして2番目に大きいのがここ、ナミビアの『フィッシュリバー・キャニオン』です。その長さは160km、深さは550mだそう。さすが同じ大渓谷、グランドキャニオンに似ている!!
ここでゆっくり散歩を楽しんだ後は、渓谷に沈む夕日を眺めました。
【Day4】渓谷トレッキングの後はナミブ砂漠のキャンプ場へ
この日は長時間のドライブ。道中、ナミビ砂漠近くの『セスリムキャニオン』で車を止めて渓谷の中をトレッキングします。
往復1時間ほどの、簡単なトレッキングです。
特に絶景という訳でもないですが、気持ちの良い散歩になりました。
この日はナミビ砂漠敷地内のキャンプ場に宿泊し、明日早朝のサンライズに向けて早めに就寝します。
【Day5】ナミブ砂漠の朝日と、デッドフレイへ
この日はツアーの中でもハイライトとなる見どころたっぷりの1日、確か5時前くらい?には起きて朝食も食べずにすぐ出発です。目指すはナミブ砂漠の『DUNE45』!まだ空も暗い時間帯から、ゆっくりとDUNE45を登っていきます。
そしてついに朝日が昇ります。このエリアの砂は粒子が細かく赤褐色をしているので、朝日に照らされてさらに赤く染まります。めちゃめちゃ美しい!
ナミビアに来られた際はDUNE45でのサンライズ、オススメします!
その後は、これもよく写真で見る有名スポット『デッドフレイ』へ。「死の沼」という意味です。もう何百年も前に枯れた木が、朽ち果てることなくずっと残っているという不思議な場所です。もちろんここも絶景!
次のキャンプ場に到着後、さらに四駆に乗り換えて近辺の砂漠をドライブ。ここでは現地ガイドが付いて砂漠の成り立ちなどを説明してくれていました(ちなみに僕は理解度30%…)。
現地ガイドは砂漠を駆け抜けるトカゲを捕まえ、食べるふりをして楽しませて(?)くれました。
ここから見るサンセットも最高!
【Day6・7】『スワコップムント』でサンドバギー&サンドボード!
この日は久しぶりに「町」へと向かいます。行き先はナミビア第二の都市『スワコップムント』です。
道中、『ワルヴィス・ベイ』という名前のフラミンゴのラグーンに立ち寄って、ここでランチを食べました。なんて贅沢なシチュエーション!
そしていよいよスワコップムントへ!第二の都市と言っても町は小さく、高い建物なんてありません。それでも久しぶりの文明(特にWi-Fi)にみんな大興奮です!笑
そして久しぶりにレストランで食事をします。現地の野生肉を使ったステーキ。個人的にはオリックス肉が一番柔らかくて好きです。シマウマは、ちょっとレバー肉のような歯ごたえ、でもまあまあ美味いです。
翌日はフリータイムだったのでサンドバギー&サンドボードのツアーに参加!このサンドバギーが、結構な斜面をかなりアグレッシブに攻める感じで、なかなか面白い!
そして人生初のサンドボード!スノボをするので楽勝かな?と思っていましたが感覚が違って相当派手にこけました。そして勿論ここにはリフトがないので戻りは徒歩で登ります…。
【Day8】アフリカのマッターホルン!?『スピッツコップ』へ
この日はついに2日間泊まったスワコップムントを離れます。この日も長時間のドライブです。
車を止めたのは「アフリカのマッターホルン」とも称される『スピッツコップ』という岩山。標高1728m。山容がカッコイイ!!
山の壁に描かれた壁画について、現地ガイドが説明してくれました。
【Day9】遊牧民『ヒンバ族』の村を訪ねる
この日はアフリカの先住民族『ヒンバ族』の村を訪れます。ヒンバ族はアフリカの中でも最も古い生活様式を続ける民族の一つで、赤い泥と脂肪を混ぜたものを髪と肌に塗っているのが大きな特徴です。肌の露出が多いので、これによって日焼け、乾燥の予防、虫除けにしているようです。彼女たちは一生体を洗いませんが、臭くはありませんでした。
ちなみに名番組『クレイジージャーニー』に出演した写真家ヨシダナギさんが、初めて裸になって同じ格好になったことで距離を縮めた、というのがこのヒンバ族です。
同じ格好にならなかった僕にはあまり心を開いてくれませんでした。笑
髪の毛も同様に、赤い石と土などを混ぜたもので作り上げ、さらにエクステを編み込みます。このスタイルは結婚した女性にのみ許されるそう。未婚者はまた別の髪型です。また、アクセサリーをたくさん付けていますが、これも年齢によってつける数が異なるみたいです。
ヒンバ族は牛と山羊を育てて生計を立てています。彼らのような少数民族はかなり貧しいように思われがちですが、家畜はかなり高く売れるため、それなりに稼いでいるみたいです。
最近はこのように伝統的な暮らしをしている人たちも減ってきていて、普通の生活スタイルを取り入れている人が増えています。近くの町に行くと、普通に車に乗ってスーパーで買い物をしているヒンバ族にも出会えます。
最後には、皆さんでダンスを披露して下さいました。
→後編に続きます!!
Sohta Yamaji
1985年生まれ、大阪出身。
約1年かけて世界を旅しています。
砂漠らへんは結構同じところ周ってるので懐かしいです!
懐かしみたい時にまたご覧ください〜笑